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『ガンニバル』1巻の感想・レビュー【口コミあり】

ガンニバル アイキャッチ
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takuran工場長
takuran工場長
こんばちは!
サスペンス・ホラーはあまり読まないけど、グロ耐性は意外と高いtakuran工場長です!

先日、Kindle unlimitedとSNSで面白そうなマンガがないか確認していたら、なかなか自分では読まないジャンルで面白そうなものを見つけてしまいました。

その漫画の名は『ガンニバル』

正直グロテスクな描写が多いので、グロテスクな表現に耐性がない方は自己責任でお願いしたいのですが、耐性のあるかたには是非読んでもらいたいマンガなんです。

この記事を読んで欲しい方

  • グロ耐性のある方
  • サスペンス・ホラーものが好きな方
  • 面白いマンガが読みたい方

『ガンニバル』は食人文化(カニバリズム)を扱ったマンガです。

日本の過疎の村を舞台に、『食人が行われているのか?』というのを赴任してきた警官が真相を追って行くという話になります。

テーマがテーマなので、どうしてもグロテスクになってしまうんですね。

なので苦手な方は読まないほうがいいかもしれないです。
ただし、覚悟して読めるのであれば、面白いので読んでみる価値は大いにあると思います。

ちなみにグロさレベルとしては、『ベルセルク』とか『寄生獣』を読めればいけるかな?という感じですかね。

『ガンニバル』の面白いところ
  • 設定の巧みさ、リアルさがすごい
  • 絵とストーリーのマッチ度が高い
  • 心理描写がうまくストーリー構成能力が高い

SNSで人気の漫画って、個人的に3種類に分けられると思っていて、

  1. 出版社が大手であり、マーケティングが上手いし、それなりに面白い
  2. ゴリ押しや、声が大きい人・インフルエンサーの仕業
  3. 本当に面白いマンガだが、出版社が大きくないためマーケティングがうまく行っていないが、魅力に気がついたマンガ好きが拡散し一般層まで届く

今回の『ガンニバル』は個人的にはこの分類の③に当たるマンガだと思います。

正直言って、個人的にはドラマ化もされた『テセウスの船』とかよりも面白いと感じたマンガです。

この時点で気になった方は、下記リンク1話分試し読みできますので気軽にどうぞ!!

また、Amazon prime会員であれば、現在1巻分無料で読むことが可能です!
さらに、

月2冊以上Kindleで書籍を買う方はKindle unlimitedを使うとお得になる可能性大ですので、この機会に入会してみてはいかがでしょうか?

全てのものが「読み放題!!」というわけではないので注意が必要ですが、オススメですよー。

『ガンニバル』の基本情報(書誌情報・作者・あらすじ)

ガンニバル あらすじ画像
たかこ
たかこ
タイトルが『羊たちの沈黙』の「ハンニバル・レクター」さんに似てるのね。何か関係あるのかしら?
takuran工場長
takuran工場長
ハンニバルのロシア語表記・発音だね。
食人としての関係性はあるけど本編には今のところ(既刊7巻まで)登場していないよ

書誌情報(掲載誌・出版社など)

連載誌/レーベル:ニチブンコミックス
出版社:日本文芸社
ジャンル:青年マンガ

出典:ebookjapan商品ページ

レーベルはニチブンコミックスですが、掲載誌は『週刊漫画ゴラク』です。

ゴラクですと『ミナミの帝王』や『白竜』などの任侠ものや、『ギフト±』が有名どころですね。

そこまで強い掲載誌ではないので、大々的なマーケティングは苦手かもしれないですね。

作者・あらすじ

  • 二宮 正明(にのみや まさあき)
  • モーニングで『鳥葬のバベル』というミステリー・ホラーマンガを二宮 志郎(にのみや しろう)名義で連載していた(全4巻・完結済)
  • 第68回ちばてつや賞佳作の受賞作家

『鳥葬のバベル』結構面白かった印象ありますね。
でも結構詰め込みすぎだった印象でした。

ミステリー・サスペンスは得意な作家さんなんですね。

+『ガンニバル』1巻のあらすじ
  • STEP1
    東京から山間の「供花村」に赴任
    阿川 大悟(あがわ だいご)は東京である問題を起こし、山間の村である「供花村(くげむら)に妻の友希(ゆき)娘のましろとともに駐在員として赴任してくる。
    ある日駐在所に山で遺体が見つかったと電話が入る。被害者の後藤 銀(ごとう ぎん)の血族である「後藤家」とともに遺体を見にいくこととなる。(後藤家はマタギの一族)
  • STEP2
    山へ検分へ。迷っていたましろがもたらしたもの
    ある理由から後藤 恵介(ごとう けいすけ)と揉め事を起こしてしまう。大悟の謝罪で大事にはならなかった。後藤家の面々は大悟を歓迎の酒席へと誘い、翌日行われる猟友会と警察で行われる熊討伐の話と、阿川一家が村から監視されているとも取れる発言をする。また、酒席の最中にましろが居なくなり、大悟が帰ってくる前に足跡を追った有希によってましろが発見される。帰ってきた大悟にましろはあるものを差し出した。それは人間の指であった…
  • STEP4
    前任者の失踪と残した言葉。そして山狩りへ
    後藤家とのいざこざや、ましろのもたらした指により大悟は駐在所であることを思い出していた。前任者の狩野 治(かの おさむ)は「この村の人間は人を食ってる」との伝言を残していたのである。
    この言葉を残した当時、狩野は追い詰められて精神を病んでいたためそのようなことを言ったと大悟は考えていたため、赴任決定時は大悟も気に留めていなかったが、この数日間で起こった事を思案し疑念を持ち始め、秘密裏に調査を始めることとなる。調査を決意した大悟は山狩りへ向かうのであった。

信じられるか?これで2話の中盤までの情報なんだぜ…。
ちなみに山狩りでもお察しの通り、問題発生するんだぜ…。

このマンガの特徴の一つになるんですが、情報量が多いんですよ。
主にセリフと心理描写で展開していくのですが、絵から得られる情報も多い!!

正直この『ガンニバル』1巻の内容は、並の作品なら2巻かける内容になるんですがそれをせず、しっかり詰め込んでくるんです。

そのおかげでサスペンスにありがちな中だるみ感が皆無だし、展開にスピード感が出てスリリングになっていくという効果があると感じました。

正直山狩り終わるまで読むと、ハマる可能性高くなります。

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『ガンニバル』の感想・レビュー

ガンニバル 評価画像

『ガンニバル』の評価

ガンニバル

連載誌/レーベル:週刊漫画ゴラク

出版社:日本文芸社

ジャンル:青年マンガ

10

設定

8

画力

10

ストーリー

9

総合評価

設定とストーリーは満点です。画力も高いんですが、ジャンル上のマイナス(グロ面でのマイナス)をしてます。

なので実質全て満点です。

以下、レビュー詳細と感想になります。

+レビュー詳細と感想
設定のレビュー詳細
  • 舞台設定に独自文化が残りやすい寒村を設定
  • 寒村にありがちな過干渉な面や日本古来の村社会の活用がうまい
  • 全体的に「謎」を作るのがうまい

まず最初に、舞台設定が圧倒的にうまい。

独自文化の残りそうな山間の過疎の村を使って、普通は異常に見える過干渉であったりおかしな村のしきたりを大悟に納得させる(洗脳)するのがまずうまい。

また、「供花村の住民」と「後藤家」の関係性と、その謎を設定することにより、「この地域は一枚岩ではないのか?いやでも…」と誘導する設定は巧みです。

また、「後藤家」には『あの人』と呼ばれる超人的な存在もいるのですが、なかなか『あの人』について明かされない。

でも、次から次へと問題が押し寄せてくるので、それどころでは無い怒涛の展開力も魅力です。

画力のレビュー詳細
  • この物語の世界観にしっかり絵があっている
  • 緻密にかかれ、書き込みも多く情報量が多い
  • それゆえシーンによってはグロテスクな描写になる

個人的にこの物語にぴったりあっている絵柄だと思います。

伝記的で猟奇的、そして不気味。
それらを併せ持つ素晴らしい描写力なんですよね。

ただそれゆえ、グロいシーンはどうしてもマイルドにはできない。

諸刃の剣であると思います。

よって、万人受けはしないと考えマイナスしました。

ストーリー構成のレビュー詳細
  • 情報量が多くスピーディーなストーリー展開
  • 主人公の心理描写はもちろんのこと、主要人物の描写も上手い
  • サスペンスミステリーにありがちな「謎の開示」の引き延ばしの手法が、関係のない新たな問題の挿入ではなく、「謎」の解決に関係のある問題の挿入になっている。

まず、あらすじでも述べましたが、情報量が多いんですよ。
そんで無駄な描写がほとんどない!

それだけでもすごいのに、さらに関係のある「問題」を提示してくる。

キャラがゴリゴリ動く割に、「後藤家」や「供花村の住民」もなかなか尻尾を出さない。
とにかくキャラの動かし方が上手いんですよ!

確定的な証拠が手に入れられず展開していき疑念だけが膨らんでいく様は見事ですし、そんな状況に置かれて追い詰められていく主人公大悟の葛藤もとても面白く描かれています。

takuran工場長
takuran工場長
『ガンニバル』の総合的な感想は、近年まれにみるサスペンスマンガの名作になりえるマンガ

読む前まで、正直ここまでのマンガだと思ってませんでした。

名作だと言い切れないのはこの『ガンニバル』はまだ未完であり、オチの持って行き方によって左右される可能性があるという点で、まだ言い切れないだけで、ここまでのプロセスはほぼ満点に近いんですよ。

僕の中で、現状限りなく名作に一番近いマンガであることは確かですし、キャラがそれぞれ魅力的なので是非読んで見て欲しい作品です。

ちなみに僕は、後藤恵介も結構好きです。

『ガンニバル』の口コミは?

ガンニバル 口コミ

では、『ガンニバル』のTwitterでの口コミをみていきましょう!

基本的に好評ですがこんな意見も。

やっぱり苦手な方は苦手みたいです。

『ガンニバル』は無料で読める?

ガンニバル まとめ画像

と言うことで『ガンニバル』の紹介をしてきました!

僕が『ガンニバル』をオススメする理由は以下の3つとなります。

ストーリー構成のレビュー詳細
  • 情報量が多くスピーディーなストーリー展開
  • 主人公の心理描写はもちろんのこと、主要人物の描写も上手い
  • サスペンスミステリーにありがちな「謎の開示」の引き延ばしの手法が、関係のない新たな問題の挿入ではなく、「謎」の解決に関係のある問題の挿入になっている。

この『ガンニバル』は名作になり得るマンガなので、グロ耐性がある方は是非読んで欲しいです。

この『ガンニバル』が面白かったので是非読んでもらいたいと思い、無料で読めるところがあるか調べてみました。

現在『ガンニバル』を会員登録なしで無料で1巻まるまる読むことができません。

こちらからでも1話は試し読み可能ですので気になったら試し読みしてみてください!!
また、Amazon prime会員であれば、現在1巻分無料で読むことが可能です!
さらに、

月2冊以上Kindleで書籍を買う方はKindle unlimitedを使うとお得になる可能性大ですので、この機会に入会してみてはいかがでしょうか?

全てのものが「読み放題!!」というわけではないので注意が必要ですが、オススメですよー。

それでは、良いマンガライフを!!

ABOUT ME
takuran工場長
関東在住33歳の男。 スポーツ量販店に5年間勤務。 営業職に転職するも、職場の人間関係に闇を抱え一時死を意識。友人達の『お前病んでるぞ』という言葉に危機感を感じ、約1年ほどで退職を決意。 このブログでは、自分の失敗談や興味のあるものについての情報を発信していく。 また、月に30冊程度マンガか書籍をたしなむが、実になっているのかは不明。 読んで面白かったものは発信して行こうと思う。

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