実は野球部だったtakuran工場長です!
この記事では『ドラフトキング』について個人的な評価と感想を書いていこうと思います。
- 野球が好きな人
- スカウトと言う職業がどんなものか興味がある人
- ニッチジャンルの野球マンガが読みたい人
この『ドラフトキング』と言うマンガははっきり言って面白いです。
近年の野球マンガは、王道タイプ(例:ダイヤのA、MIXなど)ニッチジャンルを攻めるタイプ(例:グラゼニ、球場三食など)で二極化している印象があります。
今回ご紹介する『ドラフトキング』はニッチジャンルの方に属する野球マンガであり、今まで商店の当たってこなかった「スカウト」お言う職種にフォーカスを当てた漫画となります。
- 主人公が2名おり、それぞれの視点で描かれていく
- あまり実態が知られていないスカウトと言う職業の面白さ
- プロ野球のドラフト制度の面白さがわかる
僕がこの『ドラフトキング』を読んだのは、本当にたまたまでした。電子書籍でおすすめで出てきて、表紙とタイトルから内容を判断できなかったので試し読みしてみたら、これが面白いこと面白いこと。
初めて読んだときの衝撃は『グラゼニ』(プロ野球年俸マンガ)や『バトルスタディーズ』(名門野球部モチーフのマンガ、作者はPL学院出身)を読んだときと同じ、もしくはそれ以上でした!!
この時点で気になった方、下のボタンから試し読みできるので気軽に読んでみてください!!
この作品の評判ははこちらから!!
『ドラフトキング』の基本情報(書誌情報・作者・あらすじ)
書誌情報(掲載誌・出版社など)
連載誌/レーベル:グランドジャンプ
出版社:集英社
- ジャンル:青年マンガ
出典:ebookjapan商品ページ
グランドジャンプだと、以前紹介させていただいた『ストライク・オア・ガター 』が連載しているところですね。
グランドジャンプ連載強いかもしれないですね。
作者・あらすじ
- 作者はクロマツテツロウ
- 過去作は野球マンガがメイン
- 野球マンガではあまりスポットの当たらない社会人や大学野球にも焦点を当てたっかったため今作の主人公をスカウトに選んだ
『ドラフトキング』の前にヤングマガジンで原作付きではありますが『ヤキュガミ』と言う作品を書いていた方ですね。
この作品は中学三年生が主人公でしたが、今回は切り口を変えてきたみたいですね。
- 主人公はプロ入りするも通用せずスカウトに転身した新人の神木(かみき)と凄腕スカウトマン郷原眼力(ごうはら おーら)を中心に展開していく。
- ある年のドラフトの目玉である、埼玉の名門校、花崎徳丸高校の球速150km/h越え左腕の東条を神木はドラフト1位に推していた。
しかし郷原は、神木を無能扱いし2番手投手である桂木をよく観察しろと告げ、桂木の良さのヒントを残し去って行く。 - 郷原からヒントをもらった神木は、桂木を注意深く観察するが、神木には桂木と言う投手はそこまでの選手には見えず、郷原がなぜそこまで桂木に固執するのかいっそう疑念を深めていった。
- 甲子園は花崎徳丸高校の全国制覇で幕を閉じ神木と郷原は最終のプレゼンに入ろうとしていた。
相変わらず桂木を候補に推す郷原は、誰も考えてもみなかったことを口にする。 - それは「投手桂木ではなく、野手として桂木を指名する」と言うことであった。郷原の目には『野手桂木』はどう映っていたのか?
郷原の説明を受け、スカウト部一同は驚愕することとなる
この『ドラフトキング』を語る上でまず表題である「ドラフトキング」と言う存在について語らなければならないと思います。
- その年のドラフトで最終的に一番活躍した選手のこと
- ドラフト1位・2位の上位指名の選手は活躍する期待値が高い選手であるが、活躍しても意外性はなく本作では「ドラフトキング」としては扱われない。
- 下位指名の選手でも奮起し、頭角を現し活躍し、その年の一番活躍した選手のことを本作では「ドラフトキング」と呼ぶ
例えば、実在する選手ですと、3位指名の落合博満(三冠王3回※最多)6位指名の工藤公康(現ソフトバンク監督・最高勝率4回※最多タイ記録)そして誰もが知っているイチロー選手も4位指名での入団ですし、最近ではソフトバンクのエース、千賀と正捕手である甲斐は育成ドラフト出身だったりします(千賀と甲斐が入団した年のドラフトは異常すぎるので参考外にした方がいいかもですが…)。
この「ドラフトキング」を発掘するのがスカウトの仕事のうちの一つとなってきます。
郷原はこの「ドラフトキング」を見抜く眼の持ち主で、その郷原の解説を見るだけでも面白いですし、その郷原から「無能」と呼ばれる神木の成長を見るのも面白いマンガです。
『ドラフトキング』のレビューと感想
『ドラフトキング』の評価
- 設定:
- 画力:
- ストーリー構成:
設定とストーリー構成バカ高いですが、正直それに値すると思います。
以下、レビュー詳細と感想になります。
ネタバレ含むので読みたい方のみ読んでください。
- 今までなかった「スカウト」と言う職業にスポットを当てた
- 「スカウト」なら社会人・大学・高校垣根なく描けるため、幅が広い物語展開が可能
- 2人の主人公の違いが面白い
ありそうでなかった「スカウト」と言う職業に目をつけた点や、主人公の一人である神木は元プレイヤーのため、プレイヤー視点での見解も述べられているので野球を多角的な視点で捕らえられている。
また、スカウト部の面々もデータ主体のスカウトから、神木と同じ元プロのスカウトまでバリエーションに富んでおり、選手の見方がそれぞれ異なってくるのも面白い。
- プレーの迫力があり読みやすい絵柄
- ただし好き嫌いがありそうなので普通の評価の域は出ない
好き嫌いの出そうな絵柄かなぁと思いますが、プレー主体の漫画ではないので別に気になりませんでした。
僕の場合前作『ヤキュガミ』読んでたのですんなり受け入れられました。少し絵柄変わったかも。
- 伏線は張ってあるが、1度読んだだけではわからないようになっている
- 最後に披露される郷原の選手評価の種あかしが面白い
- 種明かしを読んだ後にもう一度読むと、きちんと伏線貼ってあったことに気づく
このマンガ本当にミスリードするのが上手いです。
優秀な2番手投手でかつ春から夏までの数ヶ月で球速10km/h上げちゃうような選手を野手で取るなんて誰が考えんだよ(笑)
普通成長力を見込んでだと思うじゃんよ!!
本当に読者の裏切り方が上手いマンガだと思います。
正直いって読む前までは『ドラフトキング』を舐めてました!
「スカウトで本当に面白いマンガ書けんのかよ?」って思ってました!関係者さま申し訳ありません!!マジ面白いっす!
野球にはワンプレー、ワンプレーにドラマがありますが、ドラフトにもドラマがたくさん詰まっているのは事実。
それを綺麗事だけではなく、ビジネスとして捉えるとともに球団関係者の人生、選手の人生を交差させとても面白く書いているいいマンガであると感じました。
未読の方は読んで損なしのマンガですので是非読んでみてください!
『ドラフトキングの口コミは?
では、『ドラフトキング』の口コミはどうなのでしょうか?
Twitterでの反応をみてみましょう。
ドラフトキングって漫画
スカウトが主役で
スカウティングをどうしているか
とても面白い本なので
野球ファンに読んで欲しい作品なんだけれども…… pic.twitter.com/gGVTo4UlrI— てる☆勝っても負けても阪神ファン (@teru_hanshin) August 12, 2020
ドラフトキングって漫画が最近おすすめ。スカウトというか人事的な目線も面白いけど、普通に野球漫画としても面白い。 pic.twitter.com/7bG1bPg33l
— フィブラート系管理薬剤師 (@mg_pharmacist) August 12, 2020
プロ野球ファンって結構調子悪い選手とか調子悪いチームに辛辣ですぐけなしたりするけど、ドラフトキングを読むとこういう選手たちのひとりひとりがとんでもないバケモノで、えりすぐりのバケモノとバケモノを戦わせてるんだってことを改めて実感できる
— さといも (@satoi_mo_chan) August 11, 2020
とても好評ですね。
驚いたのですが、こんなところからも感想が!
— 長谷川宙輝 (@ys_baseball90) August 10, 2020
— 高島 誠⚾︎野球パフォーマンスアップスペシャリスト (@littlemac0042) August 10, 2020
プロ選手や指導者寄りの方からの意見もやっぱり野球マンガとして面白いみたいですね。
『ドラフトキング』1巻は無料で読める?
と言うことで『ドラフトキング』1巻の紹介をしてきました!
僕が今回の『ドラフトキング』をオススメする理由は以下の3つとなります。
- 主人公が2名おり、それぞれの視点で描かれていく
- あまり実態が知られていないスカウトと言う職業の面白さ
- プロ野球のドラフト制度の面白さがわかる
『ドラフトキング』が面白かったので、是非読んでもらいたいと思い、無料で読めるところがあるか調べてみました。
現在『ドラフトキング』1巻を丸ごと無料で読むことはできませんが、1話分は無料で読むことができます!
こちらから試し読み可能ですので気になったら試し読みしてみてください!!
この作品の評判ははこちらから!!
最後までお読みいただきありがとうございました。良いマンガライフを!!