こんばちは!
仕事でミスをすると引きずり、何もしないと翌日の業務にも支障をきたすタイプ、takuran工場長です。
あなたは日常生活において、仕事や学業ででミスをしたとき、こちらに非がないのになぜか理不尽に怒られた時などメンタルが沈む事はありませんか?
こう言う時って気分が落ち込みますし、それによって作業効率も上がらない、ミスがさらにミスを呼ぶと言う事もあります。あなたも経験があるのではないでしょうか。
この記事を読むと、気分が落ち込むことがあった時、5分で実行できるメンタルのリセット方がわかります。
私は仕事において、実際に気分が沈むことがよくありました。しかも何もしないと翌日まで引きずるタイプ(笑)しかも前職はパワハラあり・職場いじめによる人間関係孤立状態に追い込まれ死にたくなるタイプの職場だったんで理不尽に怒られることも多く正直病みました。
なんだよ『takuranが入ったあとのトイレには1時間入らないようにしよう』って言う提案・・・
意味わかんないよ・・・お前ら小学生かよ・・・マジでトラウマだよ・・・
そんな時に私が助けられたオススメなメンタル安定方法があります。
それは
坐禅(ざぜん)とヨーガ
をやること。
今回は悟りを求めないものとなるのでどちらかと言うと
マインドフルネス
と呼ばれるものに近くなりますがこちらも解説していきます。
職場や学校でできるの?と思われる方が多いと思いますが簡単にできます。
なんなら一番簡単な姿勢は誰でもできます。ただし、この姿勢に関しては職場では無理だと思いますが(笑)
これらをやることによって得られるメリットなどはこちらとなります。
- 坐禅やヨーガには心を無にもどしたり整える効果があるので、気分が沈んだ時などに手軽にリセットできる
- 坐禅もヨーガも椅子に座りながら服などを汚さずに、職場などでも気軽にできる
- 海外の有名企業にも取り入れられている瞑想法である
と言うわけで坐禅とヨーガ、マインドフルネスについて詳しく見ていきましょう。
坐禅とマインドフルネスの違い
坐禅(禅)について
坐禅の実践について見ていく前に禅や禅宗について見ていきましょう。
禅とは、簡単に言うと仏教発祥の地インドから中国へきた達磨大師が中国で成立させた宗派となります。経典や言葉・文字に頼らず師と弟子の関わりに重きを置き悟りにいたると言う宗派ですね。この師と弟子の間での問答が禅を知らない人が聞いていると、意味が訳わからんと言うことから派生して禅問答と言う言葉にも派生しています。
禅問答だけとってみると言葉に頼っていると感じると思いますが、禅宗は実際には坐禅と言う観想法に重きを置く超実践派の宗派になります。ですので禅宗の葬儀は、お経を唱える時間が他と比べ短いのが特徴です。
乱暴に言うと禅の思想・教義に従い、師匠と坐禅を通して身心をコントロールし悟りを目指すのが禅です。
日本に本格的に伝わってきたのは、鎌倉時代から室町時代あたりに中国(南宋)から伝えられ、室町幕府の保護を受け発展してしました。主な宗派の一つである臨済宗はこの時に伝えられています。その後中国においてはすたれてしまい、現存する禅宗は日本のみとなっています。
マインドフルネス
一方マインドフルネスはアメリカを中心に開発された、スリランカなどの修行僧の観想方を一般人にもできるように抽出した瞑想法で知られる「マインドフルネス」と言うものがありこれは教義とかはあまり関係なく瞑想法・呼吸法を科学的に解析してその実践により身体的な効果を得ようとするものです。
このマインドフルネスはGoogle、ナイキ、インテルなどでも取り入れられており、アップル社のジョブス氏はマインドフルネスの方法を坐禅に禅を概念的に理解するZENに傾倒していたと言われています。
坐禅とマインドフルネスの違いとしては悟りを目指しているか、瞑想による身体的な効果を求めているかの違いになります。
ヨーガとは
ヨーガとヨガの違い
ヨーガとヨガの違いも坐禅とマインドフルネスの違いと同じで、悟りを目指しているかいないかになりますが、ヨガに関してはヨーガにおける観想法のポーズを一般の方にもできる一部のものを抽出してスポーツとして定着させたものとなります。
ヨーガは「結合、つなぐ」と言う意味のサンスクリット語からきています。語源としては馬と馬車をつなぐ『くびき』からきているものです。
ヨーガはインドで興った「六派哲学」と言うヒンドゥー教の6学派のうちのヨーガ学派と言う学派の観想法であり、体に負荷をかけるポーズも多く存在しています。ヨガの中にも「こんなの体柔らかくないと無理!!」と言うポーズがあるのはそのせいです。
体に負荷をかけかつそれを呼吸法で制御していく。そして身体制御と呼吸法を基に心も一点に集中し、自我(アートマン)を宇宙の真理・神的なもの(ブラフマン)に近づけ自我を消していくと言う観想方となります。この自我が消えた状態を三昧(サマーディ)と呼びこれを目指していくのがヨーガとなります。
一方ヨガはこの三昧の状態を目指しません。あくまでスポーツ・フィットネスとして、瞑想方として用いられるものがヨガとなります。
スポーツ・フィットネスジャンルのヨガ講師の方でも思想的なものを理解して運営されている方もいらっしゃるので分けるのは難しいのですが、ヨーガとヨガの違いはそこになります。
もしあなたがヨガに通っていてこの人は思想も勉強している人なのかな?ってところを知りたい場合は、「六派哲学とかサーンキヤ学派とかって知ってますか?」って聞くといいと思います。もし学んでいる人の場合、話が長くなるこちらも学んでいなければ訳のわからない認識論が始まりますので、本当に興味あればですけどね(笑)
職場・学校で出来る坐禅・ヨガ
坐禅とヨーガの実践の相違点
坐禅とヨガの相違点は大きく二つあります。
- 呼吸法
- ヨーガのポーズは流動する
呼吸法
最初の違いは呼吸法です。
鬼を滅する刃っぽいワードが出てきました(笑)
それはさておき呼吸法の違いですが、共通するのは吸うのは鼻から吸います。
吸い方のイメージは共通で、呼吸の方式も両者とも肺呼吸ではなく腹式呼吸で行なっていきます。
腹式呼吸は普段の呼吸法とは違いお腹で呼吸する感覚になります。吸い方のイメージとしては下腹部(丹田)からだんだん上に空気を満たしていくイメージです。丹田がわからない?
オレンジの部分が丹田ですのでここを空気タンクの底だとイメージして下から空気を満たしていくイメージです。
ここからが呼吸法に違いがでるところです。
坐禅は口から、ヨガは鼻から吐いていきます。
吐き方のイメージも共通で、呼吸の方式も両者とも吸った時とは逆に上から絞り出すように細く長く吐いていきます。これが坐禅の呼吸法とヨガの基本の呼吸法の違いになります。
またヨガはやるポーズや目的によって呼吸法をかえることがあります。そこも大きな違いですね。
ヨーガのポーズは流動する
基本的に坐禅は動きません。坐ったり立ったりと姿勢はいろいろあるのですが、基本動いたら雑念が入っていると判断され警策(きょうさく、けいさく)と呼ばれる棒で打ってもらいます。
と言うかガチの禅僧は自分で「あ、ヤベェ。今雑念入ったわ」と思ったら自ら志願し雑念を払うために打たれます。実はあれ痛いは痛いんですが、出てる音ほど痛くはないです(笑)
話がそれましたが、ヨガのポーズは坐禅に比べめちゃくちゃ動きます。
こちらをご覧ください。
坐禅組んでるときにこれやったら何発打たれるんだろう(笑)
椅子坐禅・チェアヨガ
基本の姿勢の作り方はどちらもあまり変わりません。
まずは椅子坐禅の場合です。肩幅くらいに足を開き、椅子に浅く腰掛け骨盤を前に出すイメージで一番したの背骨を立ててあげてください。その上で背骨を下からまっすぐになるようなイメージで立てていきます。最終的に背骨が一本の棒のようなイメージになります。背骨が立ったと感じたら、肩の力を抜き丹田の前で手を組み組み印を作ります。
少し見にくいですがこの方のように右手を置き左手を乗せて親指をくっつけます。
そして目は閉じず1.5M先の床を見つめてください。他の人から見ると目を閉じているように見えますが目は開いているんですね。これを「半眼」と言います。
あとは時間を決めて、雑念が入らないようにゆっくりと呼吸法に入り呼吸を数えていきます。吸って吐いてで1と数えますのでご注意ください。この呼吸を数える方法を「数息観」と言います。数を忘れたり、他のことを考えたら(雑念が入ったら)また1から数え直しです。数字を数えることにより、他のことを考えなくなりますので心をリセットするのに最適です。
次にチェアヨガですが、基本姿勢は骨盤を立てて背骨をまっすぐにするところまでは一緒です。肩の力を抜きそこから印は組まず掌を上に向けて膝の上におきます。この状態でヨガの基本呼吸法を実践していきます。あとはは目を閉じ呼吸と身体の姿勢に集中していけばOKです。
文字だけだとわかりにくいので参考に禅宗の曹洞宗の椅子坐禅のやり方、NHKの講座のチェヨガの項目をリンクしておきます。
ヨガの方は椅子版猫のポーズも載っているので参考にしてみてください。
寝禅・死体のポーズ
最後に寝禅・死体のポーズを紹介いたします。
これは超簡単にできるので呼吸法の練習には最適なのですが、おそらく出先や職場学校ではできません。
文字の並び的に薄々感づかれている方も多いとは思いますが、寝転がって行うものとなります。
画像のように仰向けで寝転がり全身を脱力して呼吸に集中するだけとなります。注意点としては画像のように上に向けると言うことのみになります。
とても簡単なので寝る前にやってみるといいかもしれないですね。ぐっすり寝れるかもしれません。
まとめ
ここまで職場・学校で簡単にできる坐禅、ヨーガをみてまいりました。
椅子を使った方法は服を汚さず簡単にできますし、お昼休みや開いた時間に心を落ち着けることが可能です。
- 心を無にもどしたり整える効果があるので、気分が沈んだ時などに手軽にリセットできる
- 坐禅もヨーガも椅子に座りながら服などを汚さずに、職場などでも気軽にできる
- 海外の有名企業にも取り入れられている瞑想法である
どちらも呼吸法を使うため大量に酸素を取り込むので頭が冴える可能性もありますし何より気持ちのリセットになるのでオススメとなります。どちらを使うかは好みですが、雑念が入りやすい方は坐禅、ストレッチ的にも使いたい方はヨガと言う使い方でいいかもしれません。ヨガはいろいろなポーズがあるので興味が出てきたら調べてみるのもオススメです。
海外の有名企業でもマインドフルネスとして取り入れられているので効果はあるはずですよ。