実は「おひさま」だったtakuran工場長です。
最近、コロナウウィルスの蔓延でライブ業界にも変革がもたらされていますね。
音楽ライブの映像配信サービスもその一つだと思います。
でも、せっかくオンラインでも好きなアーティストのライブが観れるのですから、画質や音質が気になりますよね?
僕もこの前、オンラインライブに参加したんですが、画質とか気になったので調べてみたんですよ!
でも「Stagecrowd」と言う配信ライブサービスの情報がなかったんです!!
『それなら体験して書いてしまえ!』と思ったので今回は、調べても出てこなかったオンラインライブ配信サービス「Stagecrowd(ステージクラウド)」でライブを視聴した感想とサービスの概要を書いていこうと思います。
- 「Stagecrowd」って何?
- 「Stagecrowd」の画質や快適性は?
- リモート(配信)で満足できた?
僕は2020年7月31日に行われた日向坂46の配信ライブを視聴したのですが、この配信ライブにはチケット販売ベースで約9.2万人の方が同時に視聴していたようです。
同時にこれだけの人数が見るわけですから流石に何かしらのトラブルはあるだろうと思っていたのですが、特に大きなトラブルもなく無事視聴を終えることができました。
- 画質は自動設定でも高画質をキープできる程度にはいい。音質は特に違和感のないレベル。総合的に見ると満足できるクオリティ。
- 快適性はそこそこ。チャット機能や視聴ページへのリンクのわかりづらさなどに少しだけ不満あり。
- 配信でも十分楽しめた。配信ならではの演出もあり面白い。
他の配信ライブのプラットフォームの評判もまとめておりますので、配信プラットフォーム選びで迷っている方はよかったらこちらも参考にしてみてください。
また、「Stagecrowd」をテレビでみたいと言う方はこちらも参考にしてみてください。
オススメの方法や具体的な接続方法も含め競合3社とともにまとめましたので参考になればと思います。
配信ライブ視聴時によく起こるトラブルの対処法もまとめてみましたので、視聴まえもしくはトラブル時には参考にしてみてください!
それではみていきましょう!
Stagecrowd(ステージクラウド)ってどんなサービス?
Stagecrowdって何?
Stegecrowdとは、
- ソニー・ミュージックソリューションズが運営するライブ配信プラットフォーム(2020年6月サービス開始)
- アーティストが所属するレーベル間連企業での参入は珍しい
- アーティストごとにオリジナル性の高い配信の構築や、ステージ制作・運営・グッズ制作等幅広く対応(予定)
現在アーティストのライブ・コンサートの配信を行なっているサービスはいくつかあります。
例としては、先駆けとして星野源などの配信を行なった独自販売系の「ZAIKO LIVE」であったり、大手チケット流通会社『ぴあ』を母体を持つ「PIA LIVE STREAM」などが代表としてあげられます。
上にあげたような、すでにあるプラットフォームを使わず、自社の所属アーティストの配信ライブができるのは大きな強みとなると思います。
また、ソニー所属のアーティストは有名どころも多く所属してますのでプラットフォームとしての実績作りにも大いに役立ちますので、ソニーにとってはいいとこ取りできるサービスであると感じました。
Stagecrowdで実際にライブを行った(行う予定)アーティストは?
では、Staegecrowdをリリースしてから実際に配信を行なったアーティスト、これから実施予定のアーティストをみていきましょう。
- SUPER BEAVER(第一弾アーティスト)
- KANA-BOON
- ユニコーン
- 佐野元春
- SPY AIR
- 欅坂46
- 日向坂46
- King Gnu
- 氣志團万博2020
- 郷ひろみ
抜粋してみると、なかなか豪華なラインナップですね。これ以外にも売り出し中の歌手やグループが配信を行なっていたようです。
大型フェスの氣志團万博や欅坂のラストライブ、大御所の郷ひろみさんのライブの配信など注目を集める大型の配信の経験を着々と積んでいるようですので、ノウハウを蓄積してさらなる高クオリティな配信を期待したいです。
Stagecrowdで大きなトラブルの報告はある?実際どうだった?
過去に起こったトラブルを調べたところ、
- 欅坂の配信(1回目)での回線トラブル(冒頭部が見られなかった)
- 佐野元春の配信でのチャット部分でのトラブルとアーカイブ遅延
- 欅坂(ラストライブ)での低画質持続(遅延やフリーズの報告は少ない)
人気グループが多いので、アクセス集中によるトラブルが多少は出てしまうのはある程度は仕方がないのかもしれないですが、大きなトラブル(ライブまるっと見れないなど)はあまりないようです。
また、2020年10月に行われた「欅坂46」のラストライブでは、画質が悪かったと言う情報が入ってきました。
僕は他のプラットフォームの調査のため、別の会社で視聴していたので実際には画質を確認できていなかったのですが、後ほどTwitterなどで情報を確認したところ、結構多くの方が以前と比べて画質が良くなっかったと口コミしている感じでしたね。
逆に画質が悪かったと言う方と比較すると多くはないのですが、画質良かったと言う口コミもありましたのでなんとも言えないところ。
視聴する環境にもよっても違いは出てきてしまいますが、今回の画質の悪化の原因として考えられるのは、
- チケット販売ベースで初日で約8万人・2日目は約11万人と多数の方が同時に視聴
- 最も視聴者が多かったのはファンクラブ専用配信と一般配信を同時に行っていたStagecrowd(推測)のため予想以上に混雑していた
- サーバーの本数が計算より足りなかったのかも
- 画質が悪かったとの口コミはあるが、再生が頻繁に止まったり長い間止まっていたとの報告は少ない
といった感じだと推測します。
ちなみにその2日後に行わた日向坂のdasadイベントの方では(チケット購入ベースで約5万人視聴)画質は割と改善されていたと言う報告もありますので、予想された以上にサーバー負荷がかかっていたのが原因だったのだとは思います。
また、日向坂のイベントではファンクラブ限定配信を2020年8月に「電脳劇場(でんのうげきじょう)」から改名した「BARON STREA(バロンストリーム)」と言うプラットフォームが行っていたのですが、
欅坂の時も画質に少し不満があったけど日向坂46の今回は特に酷かったなあ
ファンクラブ会員はバロンストリームで固定されてたけど一般チケットの他サイトだと画質良かったらしいし。リアル特典無しでこれはなあ‥#DASADA
— プトティラ らっきょう うた タルタルチキン (@putotyracx) October 15, 2020
— すき焼きたべたい (@tpl98lru45gbjpf) October 15, 2020
おそらく倍以上の人数が同時に視聴されていたのではないかとと考えると「結構優秀だったのでは?」受け取ることもできるのではないでしょうか。
今回は画質が悪かったとの報告は多数ありますが、それでもサーバーが落ちなかったことや大きなトラブルが無かったと言う点で通信安定性については評価できると思いますし、このまま対策をしないと言うことはないと思いますが、気になる方は少し様子を見るのも一つの手かもしれません。
以前僕が使用した時は、開始直後のアクセス集中による回線トラブル(3分ほど)と微妙なディレイ発生程度だったので個人的には想定の範囲内でした。
このような僕自身が経験したトラブや、ウェブ上でよく見かける質問については、この後の感想の方で見ていこうと思います。
Stagecrowdを実際に使ってみた!!今後の展開は?
ここからはStagecrowdを実際に使ってみた感想、今後の展開について考えていこうと思います。
結論から言うと、総合的に考えると大変満足でした。
Stagecrowdの画質や音質は?
Stagecrowdの画質や音質は、
- 自動モードでも高画質をしっかり保ってくれていた
- 音質は特に気になるようなノイズもなく高音質
- 微妙なディレイもあったが、受信側の環境もあるのでなんとも言えない
- 開始後序盤に3分ほどの回線トラブルがあったがその後はスムーズだった
配信自体はアクセス過多での切断が開始10分くらいに3分間ほどあったのと、開場してからの10分程度視聴ページに飛べないくらいのものでしたので、想定の範囲内でした。
頻繁に中断する時用の配信専用ページという逃げ道も用意してあったので、そちらに飛んでみたら中断することもなくサクサク動くようになったので割と快適でした。
このページではチャット等ができない仕様になっていましたので、もしかするとチャットが回線を圧迫していたのかもですね。
中断した際のリカバリー方法としては、
- 少し待ってみる
- それでもダメなら一度リロード
- リロードしてもダメならチャットを諦め、配信専用ページへ
の順でやってみるといいと思います。
個人的に感じたのは、ライブに集中しててチャットみる余裕なかったので、最初からチャットなしの配信専用ページに最初から飛んでもよかったのかなぁとは思いましたね。
通信少し軽くなりますし、トラブルなしで最後まで快適に見られる可能性も高くなりますので、映像・音質の快適性を最優先にしたいのであれば最初から配信専用ページに飛んでしまうのもありかなとは思います。
Stagecrowdは快適?
まず、Stagecrowdのよかったところを見ていきましょう。
- 画質・音質・通信の安定性は満足いくレベル
- 配信無観客でも楽しませようと言う企画、工夫の跡はみて取れるし、配信ならではの演出もできるのでこれはこれであり
今回の日向坂46のライブでは、コールをあらかじめ録音しておきボタンで流せるようにしておいたり、配信ならではの演出(ARやCGを使った演出)があり、配信ライブ奈良出羽演出も多くとても面白かったです。
配信だと席の位置に左右されないと言うのも一つポイントではありますが、自分の見たい位置を見れないと言うデメリットにも繋がるのでそこはなんとも言えないかもです。(推しフォーカスができない)
会場で見るとなるとキャパの問題で抽選となってしまいみれなかった公演も、こちらでライブビューイングを行えば運営している側も集客の見通しがたちますし、視聴者もみれて嬉しいですしwin-winになると感じました。
改善して欲しいところとトラブルへの対処法
続いて改善して欲しいところとトラブルへの対処法について見ていきましょう。
改善して欲しい点については、
- フルスクリーンモードで見ているとチャットが打てなかったり、タイムラインが見れなかったりする
- アーカイブがあるライブとないライブが存在する
- 開場してから、開演するまでの混雑が毎回発生する
- ログインの仕方がわかりにくい、毎回メールアドレスとパスを求められる
チャットの部分はフルスクリーンでも表示、非表示が選択できるように改善はしていただきたいと言うのと、アーティストによってアーカイブの有無があります。
多少なりとも回線トラブルが予想されるコンテンツであるため、有料でもいいのでアーカイブは残しておいた方が良いのではないかと感じました。
また、ウェブ上で多く見られたトラブルとしては、
- 開場してから、開演するまでの混雑が毎回発生する
- ログインの仕方がわかりにくい、毎回メールアドレスとパスを求められる
- スマホでチケットを買って、PC視聴可能か?
- TVでの視聴はできるの?
と言うことが上がってましたね。
開場直後、開演直前にログインしづらくなると言うのはアクセスが集中してしまい混雑してしまっているからであり、、配信ライブと言うものの性質上ある程度避けられないものとなり覚悟しておかないといけない項目となります。
対策としては、あらかじめ早い段階からログインしておくとリスクが避けられると思いますので、面倒かもしれませんが会場と同時、もしくは少し経ってから(5〜10分後)に動くしかないかもしれません。
それにログインの仕方についても、分かりにくさはありますが購入確定メールから視聴ページに飛ぶリンクが買いてあることが多いようですが、アーティストによってはホームページのお知らせからも視聴ページに飛ぶこともできる場合もありますのでチェックしてみてください。
スマホでチケット購入→PCで視聴は可能です。
僕もその方法で視聴してますので問題なくできましたね。
注意しておきたい点としては、スマホ→PCの方は、stagecrowdの環境設定の関係から、特定のブラウザから開かないと見られません。
対応ブラウザについては購入後のサイトの下部にある環境確認で確認できますが、Google Chromeでの画質・音質等の不具合はあまり聞きませんので、個人的にはChromeでの視聴をオススメします。
ただし、スマホで繋いだ状態のままPCでの視聴に切り替えようとすると、権限エラーなどになってきますので注意が必要です。
また、TVでの視聴は公式で推奨はされておりませんが、できないわけではないようですね。
あくまで推奨はされてないけどできるよと言う程度なのであまりお勧めはしませんが、HDMIでの有線接続、一部の機器のミラーリングやブラウザ直接視聴は可能となりますので、ぶっつけ本番ではなく一度視聴テストしてみてからの導入をお勧めします。
詳しくはこちらでも書かせていただいてますので参考にしてみてください。
Stagecrowdの今後の展開を予想してみた
今後Stagecrwdが展開しそうなことについて考えてみました。
- 所属アーティストのライブのライブビューイング
- 過去ライブのアーカイブの販売
少なくともこの二つは展開してくるのではないかと考えています。
現在坂道グループでは三グループとも映画館でのライブビューイングを行なっておりますが、こちらも高倍率になっております。ここでも取りきれなかった観客をこのサービスでフォローすると言う展開は十分ありえると思います。
また、今は物を持たずデータで保管する時代となってきていますので、DVDやブルーレイの発売と並行してアーカイブ販売もやってくると思います。こちらは選択肢が増えますしありがたいですね。
実現してくれるととてもありがたいサービスになりそうです。
Stagecrowdの口コミは?
ここまで個人的な感想を述べてきましたが、ここからは口コミを見て行こうと思います。
既に利用したことあるんですけど 、Stagecrowdは音質も画質も良かったです。
— 🍊Pナッツ 🥜 (@Piinattu_Inamin) August 8, 2020
以前に見た佐野元春もそうだし、今回のフィロのスもそうなんだけど音質、配信の安定性、そして配信画面への入りやすさの観点からすると「StageCrowd」が一番配信プラットフォームとして信頼できる。
— 寺基千里 (@terakichiri) August 6, 2020
zaikoとyoutubeとニコ生で今まで配信ライブ見てきたけど今見てるstagecrowdが圧倒的に画質も音質も良いし固まったり遅延もないわ
— 𓅓 (@kyktkkmm) August 8, 2020
ライブ生配信サービスは全部観たわけじゃないけど
品質とかデザインとかUIでstagecrowdが一番良い気がする
皆ここで配信すればええんや
— やまだ (@hetero__combat) August 8, 2020
基本的に好評内見が多かったですね。
少し面白かったのが
stagecrowdで配信見たけどなかなか良かったなあ。支払いもコンビニ払いとかあったし…
— りま@ペルーの首都ではありません (@mojoritaro) August 9, 2020
「ズームイン!!SMA!」視聴チケット、Stagecrowdだと手数料かからず。
イープラスだとQRチケット手数料で270円取られる模様。
配信ライブが増えてきて手数料もバカにならないので、この差はデカい。— りりえ (@ririe_kh) August 8, 2020
支払い方法の豊富さや手数料など細かいサービスに言及する意見も。
カード払いに対して抵抗感ある方への配慮、手数料に対するユーザー目線は嬉しいところですね。
一方で、
Stagecrowd を使ったライブ配信、有料なのに2曲目ぐらいまで接続できないのは詐欺だわ。遅延は許すが見れないのはないわ
— suginoy (@suginoy) August 7, 2020
stage crowd テレビへの接続方法詳しく教えて欲しい。fire TV stickあれば大丈夫なのか?🤔 アプリとかもあれば作って欲しいし4600円払ってこんな小さな画面で見たくない😔黙って買ったけども😞あとビーバーも24時間アーカイブやってるなら欅もやりなよ。。絶対その時間見れない人いるし売れるでしょ
— まっちゃん (@9VGKkbe6wFbyXHs) July 11, 2020
一部でこんな意見も。
見れないなどのトラブル等は各自の環境によるものもあるので、なんとも言えないですがアーカイブ配信を必須にすることによって少しは緩和できそうですし、アーカイブ配信の必須化は是非実装して欲しいところ。
こういったサービスの拡充は、絶対に必要になりそうですので今後の対応に期待したいですね。
他の配信プラットフォームの口コミはこちらにまとめましたので、比較されたい方はこちらも読んでみると選びやすくなると思います。
Stagecrowd実際に使ってみた感想
ここまでStagecrowdの画質・音質・快適性についてみてきました。結論は以下となります。
- 画質は自動設定でも高画質をキープできる程度にはいい。音質は特に違和感のないレベル。総合的に見ると満足できるクオリティ。
- 快適性はそこそこ。チャット機能などに少しだけ不満あり。
- 配信でも十分楽しめた。配信ならではの演出もあり面白い。
総合的な感想は、この形式のライブもありだし、この方式でしかできないものもある。と言う感じですかねー。
これから配信形式のライブは増えていくと思いますので、この記事が少しでも視聴するプラットフォーム選びの参考になれば幸いです。
こちらでは、Stagecrowd以外のプラットフォームの評判も書いておりますので、視聴するプラットフォーム選びで迷っている方は参考にして見てください。
なた、Stagecrowdをテレビでみたいと言う方はこちらも参考にしてみてください。
オススメの方法や具体的な接続方法も含め競合3社とともにまとめましたので参考になればと思います。
それでは、ばいみん。